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2017-06-14

ガイド7つ道具 その1:地図

今回から7回に分け、ガイド7つ道具をひとつずつご紹介します。

まず、何はなくとも重要なもの―それは地図です。

ツアー開始前、ツアー中(移動中など)折に触れてお客様に地図をお見せすることにより、その土地、もしくは日本の地理感覚を大まかに持っていただくためです。

私は普段、数種類の地図を常備携帯しています。

その日のツアーにより多少入れ替えをしますが、都内ツアーでは下記の3種類は必須です。

 

A 日本全国

B 東京都

C 東京地下鉄路線図

まずBで、その日の都内ツアー中の訪問先、お客様の宿泊地の場所などをインプットします。その日の旅程のみならず、気になったエリアもマークしておいて、ツアーの最後にお客様にお渡しすると喜ばれます。この地図の良いところは、観光地が密集する都心と、東京都全体のマップ、さらに鉄道の路線図がすべて入っていることです。(その分、文字は小さくて読みづらいという難点も)

Aは、お客様の日本滞在中の旅程をおさらいするのに使用します。多くのお客様は、京都や広島などにも滞在するので、移動距離もかなり長くなります。地図を見ればよく理解できることでしょう。ちなみにこの地図は、成田空港、箱根や日光など日帰りツアーの観光地と都心との距離感をつかむのにも一役買ってくれます。

Cは東京メトロが発行する英語版の路線図です。お客様がツアー以外の機会に地下鉄を利用される場合、乗降する駅や乗り換えを説明するのに便利です。

他には、歴史好きのお客様用に江戸時代の古地図などを使うこともあります。

また、デジタル世代の方にはGoogle Earthなども駆使してお話しします。

◆入手方法・場所

Aは原則有料。日本政府観光局(JNTO)が発行しています。私は成田空港で入手しました。

有料で必要部数を取り寄せもできるようです。(下記サイト参照)

http://www.jnto.go.jp/jpn/services/publication/pub1504.html

Bは無料。公益財団法人 東京観光財団(TCVB)が発行しています。公的な観光案内所の他、都営地下鉄線の各駅にも設置されています。TCVBに問い合わせれば、宅配便の着払いでまとめて発送してくれるので助かります。

TCVB http://www.tcvb.or.jp/jp/index.html

Cも無料。東京メトロ各駅の改札付近のラックに設置されています。日本語版しか見当たらない場合は、駅員さんにお願いすると入手できることが多いです。

皆さんも地図と仲良くなって、楽しい旅をご案内しましょう!

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  1. ガイド7つ道具 その2:筆記具
  2. ガイド7つ道具 その3:スマートフォン
  3. ガイド7つ道具 その4:タブレット
  4. ガイド7つ道具 その5:天候対策
  5. ガイド7つ道具 その6:ウェットティッシュとビニール袋
  6. ガイド7つ道具 その7:大粒ミント
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